丸瀬布の家







所在地 :北海道遠軽町
用途  :住宅
構造  :木造平家
延床面積:45.70㎡
設計期間:2018年5月〜2019年5月
工事期間:2019年6月〜2020年11月
共同設計:場所実験室
構造設計:mono 森永信行
施工  :株式会社おかげさま

大雪山系の北東の端、武利川のほとりに丸瀬布の森が広がっている。
 人と自然の境界に当敷地はある。自然のままの姿で目の前を川が流れ、背後には熊も行き交う山を背負う。
 子どもの育つ環境があまりにも人工に偏り、身体への影響を目の当たりにしてきた関西の内科医が、丸瀬布の自然の中で環境体験型の場所を作ろうとしている。その一歩として建てられた住宅。
 環境を全方位に把握できるよう12角形平面をベースに、中心に逆円錐形の柱が立つ。屋根には土を載せて周囲の植物を植えており、それが育っていくのを見守っている。