50センチのアーケード(優秀賞)2008

2008年 小田原銀座メインストリート・公開デザインコンペ
優秀賞

電線の地中化、既存アーケードの撤去、50センチの歩道拡幅が行われる、駅から少し離れた小田原銀座通り商店街の新しい仕組みを生み出すデザインの検討及び実施コンペ。

 

『50センチのアーケード』は、車からの歩行者保護、日よけ、ベンチ、テーブル、アルコーブ、照明、植栽、自転車置場、ギャラリーなどの歩行者のための多くの機能をもたらしている。
城下町、宿場町として永く栄えてきた小田原のかつてあったであろう商いの風景。アーケードを支える50センチの壁にかつての商いの姿を型抜きした。『50センチのアーケード』を商人たちが通り抜けていく。南北に通る銀座通りでは、商人の人影が歩道に落ちて、現代を歩く人の影と交錯する仕掛けになっている。