『国際建築』1964年3月 特集 有形学へのアプローチ

・第一部 新しい道具が必要だ
家長的世界の終焉/悠久の時からブツ切れの時へ/遠くが近く近くが遠い世界へ/大勢集まったのに孤独になった人間/近づこうとするほど逃げて行く自然/もう一つの物差が必要だ

・第二部 新しい道具のとっかかりもっとも身近な例をみれば/石斧ぐらいの道具はあるが/こんな問題がまだまだ新しい道具を求めている/何が素原体か/違うスピードのふれ合いの場/斜面/新しい道具の紹介と実験例


「時流に合わせるように、吉阪氏の着眼は都市へと広がりはじめる。目次にある通り、てんでバラバラなエッセンスがちりばめられるまま、まとめられることもない。エッセンスとは現代都市の現象把握という程度のことです。まだ自分たちだってわかってもいないことの堂々の特集なのです。」(2008.12.1)