『住居学』1965年7月

吉阪隆正著 相模書房

I 心の中の住居
1 一つの体験と反省
 A 不思議な人間関係
 B 物も生きている
 C 人と物の関係
2 何を住居と考えたか
 A 言語活動を通じて見た住居の意味
 B 立場の違いは意味の違いに
 C 住生活の意味

II 物としての住居
1 自然条件の差によって異なる住居の形
 A 植物の最も少ない地方
 B 内陸の乾燥地
 C 寒冷森林地帯
 D 大河川の流域
 E 赤道とその周辺
 F 住居原型への考察
2 社会条件によって異なる住居の形
 A 住居のうつりかわりの法則
 B 日本の場合
 C 欧米の場合

III 社会の中の住宅
1 住宅難は何故生じたか?
 A 人口の増加と人口移動による不足
 B 住宅の需要と供給の不釣合
 C 破壊,消耗,放棄による住宅難の悪化
2 住宅難はどんな影響を与えるか?
 A 家計,住居費,家賃
 B 百の法律より良い住宅を
 C 空家の必要
3 住宅難をどうして解決するか
 A 政策的な方法
 B 経済的な方法
 C 法制的な方法
 D 工学的な方法
 E 住い方による方法
4 住宅を来る世紀の記念建築に
 A 家長的世界の崩壊
 B 都市計画的な方法

IV 将来への課題
1 内容と形との相互関係
 A 空間を成立させる物質
 B 空間を生かすのは人々の住い方
 C 住い方にはどんな要求があるか
 D 個と集団との関係
2 現時点の把渥
 A 自己中心にかわりはない
 B 個と集団の関係の危機
 C 集団としての解決の必要
3 新しい道具が必要だ