『建築』1966年1月 特集 U研究室/吉阪研究室

特集 U研究室/吉阪研究室

・論文 「出発点」吉阪隆正
・ディテール
・作品 呉羽中学/江津市庁舎/アテネフランセ/大阪経済大学山小屋/涸沢ヒュッテ/黒沢池ヒュッテ/ラセン型駐車場/大学セミナーハウス/立山荘/天竜川治水記念碑/国際会議場計画/立山山岳ホテル/ブラジャヒロンの戦勝記念碑/日本登山学校/竹田邸/赤星邸/目黒ベルメゾン/山岳アルコー会ヒュッテ/藤堂邸/東海テレビ湯の山「山の家」/浪速芸術短期大学計画/涸沢セントラルロッジ/高田馬場駅前復興計画/吉阪邸書庫/宇都宮クラブ/大島町・元町地区復興計画
・座談会「吉阪隆正先生を囲んで」


「まず建築写真が冴えている。64年に改組されたU研究室と早稲田大学吉阪研究室を合わせた特集号。吉阪研究室はまちつくりに、U研究室は建築へ専門分化したような格好になった。65年の大島復興計画でまちつくりへの弾みをつけ、翌66年には早稲田大学に都市計画コースができている。本誌でも、座談会は大学人の集まりとなって、話題は都市や教育の方面にシフトしている。裏を返せば巻頭文「出発点」は、分断する都市と建築を同じ言語で語ろうとする吉阪氏にとっての出発点か。そこに有形学がある。」(2008.12.17)